リスザル部屋
昔はリスザルもゲージで飼育していて、
遊ばせるときに部屋に出すようにしていたのですが、
ゲージはやめて、専用の部屋を用意しました。

タラポアン部屋はこちら

噛まれる事でケージから出せなくなった方、毎日出して遊ぶ時間の少ない方
一日中自由に遊ばせたい方は猿部屋として一部屋与える事で解消できる事があります。

一部屋丸ごと猿部屋にすると、お猿の運動不足、ストレスも解消できるし、飼い主の時間に
余裕も出来、掃除もしやすい、人間の部屋を汚されない、リビングに出すよりも誤飲など
危険が少ないという利点もありますが、見ていない時間も自由にする範囲が広い
事で、ケージを使うよりも慎重に準備する事が必要になります。


■まずは一部屋全て物をなくします。

■窓枠内側に網を張るか、売られているパーテンションなどでケージと同様の
柵を作ります。この写真は市販のパーテンションです。
【外から見たところ】
お日様が出ているときは直接日光浴もできます。

強い力でひっぱられても倒れる事の無いように強化する事が必要です。
我が家では、窓枠の木の部分に補強を打ちつけ、両端はカーテンのタッセルを留める
金具を網にかませています。リスザルくらいならパーテンションで強度は大丈夫だと
思いますが、フサオマキなど力の強いお猿には特注の柵のほうが良いかも知れません。

【中から見たところ】

直接窓に作れば、空気の入れ替え、日光浴などもお猿自身が好きなときに
選んですることが出来ます。右側座っているのはキャットタワーです。

このパーテンションなどの網を窓枠と反対側の壁にもつけておけば、
ロープを張ったり、ハンモックや布を渡して遊び道具を取り付けるのに便利です。


給水器の取り付け、餌入れの取り付けも、網目があると便利です。
または、猿部屋の中にゲージを置いておき、扉は閉まらないように
ナスカンなどで固体して、餌や給水器、ハンモックはその中に取り付けることも出来ます。
ただ、高い場所を好むため、自由に天井まで遊んでいる子が床に置かれたゲージには
入りたがらない事が多いので、高さのあるゲージが必要です。
猿部屋に猫用3段ゲージを置いています。


■扉
二重に出来ればよいのでしょうが、なかなか難しいです。
飛び出されてしまうと捕まえるのが難しい場合は、扉の外側に
厚手のカーテンをつけます。扉を開ける前にカーテンを閉め、自分がその中に入ってから
扉を開けます。お猿からはカーテンが壁の役割をし、飛び出す危険が少なくなります。

■エアコンにも柵を作ります。

手を入れたり、フルーツを入れるなどいたずらがありますので、
手が届かないように工夫します。この網につかえるものは
ステンレス業者で特注する事も出来ますし、日曜大工店で自作も出来ます。
エアコンからコンセントコードが出ている場合、コンセントまでのコードを
飛びつけないように補強が必要です。
これも細かい金網を張ったり、カバーをつけるなど工夫が必要です。
コードは感電が危険です。

■電気
エアコンと同様に柵を付けます。
猿部屋の電気を紫外線ライトにしています。
市販の蛍光灯を取り付ける傘と同じサイズの紫外線ライトを使えば使用できます。

市販の傘の周りにプラの衣装ケースを天井に打ちつけ、
横数箇所に穴を開けて結束でバーベキュー用の網を留めています。

紫外線ライトは30cmしか紫外線が届かないと言われていますが、
網にする事でよくぶら下がっています。また、近くに止まり木を置くなど工夫できます。
夏場は窓を開けて日光浴できますが、冬場は窓越しの紫外線しかありません。
窓越しの紫外線はあまり意味がないそうなので、紫外線ライトを使います。


■床
我が家ではサル部屋にクッションフロアーを使っています。
掃除のしやすさと、走る音が静かです。
直接床を歩く事を嫌うお猿は多いので、カバーをかけたソファーを置いたり、
キャットタワーや止まり木、長いハンモック等を多く置き、
床を歩かなくても移動できるようにしています。




その他、L字型の金具で厚手の板を壁に固定し、休憩所を作ったり、

このような網を組み合わせてボックスを作り、上にマットを敷いて台にしています。

■壁
ステンレス業者でステンの板を張ってもらうことも出来ますし、
ベニヤ板にペンキを塗ったものを張っている方もいます。
その他、フローリングを壁に張る方もいらっしゃいます。
壁紙はすぐにはがされます。

■窓のカーテンは付けられないので、直射日光が当たる場合や
外の視線がある場合は刷りガラスにすると良いです。

■止まり木、遊び道具
壁に止まり木は取り付けにくいので、介護用の手すりを利用します。
こちらもホームセンターなどで購入可能。
長さも色々あります。



ぶら下がって遊べる紐も喜ぶおサルは多いです。
太目のフリースに結び目を作り、天井からぶら下げます。
結び目があるほうが飛びつきやすく、掴んだ時の安定があり好むようです。
細い紐や、リード、チェーンなどを使うと、絡まったり首が絞まる可能性があり危険です。
フリースが細すぎると紐と同様に危険です。太くして結び目を作るほうが安全です。

遊び道具を入れるときは危険が無いか本当に注意してから選んであげてください。
タオル地は糸を引き出して飲み込んだり、裂けて首や手足を絡ませる事もあります。
フリース素材は比較的裂けにくく、伸縮するので使いやすいです。
網目と布を留める時は、金具を使うよりも、端を結ぶ方が安全です。
新しい道具やおもちゃを入れるときは、人間が一日中見ていられるときにした方が
良いです。思わぬ使い方をして事故につながることもあります。

■掃除、ケージにしまう時など
我が家では、リスザルは普段ずっと猿部屋に放しっぱなし。遊ぶ時は人間が
猿部屋に入ります。掃除の時に猿をケージに入れるようにしています。
普通に捕まえて入れることが出来る方は良いのですが、噛み癖のある個体や
ゲージに入れる事が難しい子は、お猿が恐がるものを見せてゲージへ追い込んだり、
逆に好物を見せてケージに誘い入れる方法もあります。
毎日の習慣で、入るようになってきます。

■思い切ってサル用にリフォームする時
猿部屋がリビングに隣接している場合は、壁をガラスにしてしまうと
一日中お猿を見ていることが出来ます。
扉の一部をガラスドアにしたり、一箇所だけくりぬいてガラスにしても、
全て壁になっているより開放感があります。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送