〜はじめに〜
2005年版


アニマルバスの趣旨

■アニマルバスは、今現在猿を飼育している人同士の情報交換の場です。

■アニマルバスで猿の情報を提供して、参加者皆が飼育相談にも乗ることで、
一匹でも多くの猿が助かって欲しいと思っています。

■飼育方法や病気、検査、噛み癖など必要な事が分からずに、一人で悩み、
分からないまま不適切な飼育を続けたり、手に負えないと放棄される猿が
減る事を願って、アニマルバスを続けています。

■でも、アニマルバスは病院の代わりにはなれません。

■これから猿が飼いたいと言う方に、現実を知ってから
検討していただきたいといと思っています。

■野生動物である、猿を手にした責任を考え、
適した飼育方法を学びあう場にしたいと思います。

こちらの情報提供もお願いします。


■アニマルバスの里子里親は、お猿がタダで欲しい人に分ける場ではなく
年取って傷つき、衰弱した子でも保護、治療してくださる方のボランティアです。
お店で購入する以上に、個体の治療費が掛かる事も多いです。
若くて健康な猿限定で譲って欲しい方は、登録をご遠慮下さい。


■アニマルバスは、「日本にアニマルポリスを誕生させよう」に賛同しています。
日本にアニマルポリスが誕生する事こそが、
アニマルバスの、何よりの願いです。
お猿飼いからも、賛同者が増える事を願っています。
(HPをやっていなくても賛同できます。お願いします。)



お猿飼育の現実と、wasaが思っていること

「可哀相だけど・・自分が悪いんだけど・・」って言いながらも
想像と違った、賢いと思った、なつくと思った、噛まれた、金銭的に苦しくなった
と言い、飼いきれなくなって手放す話は多いです。

ケージに閉じ込められ、ストレスを抱えて衰弱して行く猿に気が付きながら
「働いているから遊ばせる時間が無い、賃貸だから部屋を荒らされると困る。
噛まれて恐くなったから触れない。」よく聞くセリフです。
「じゃぁ何で猿を飼ったの?」という言葉を、毎回押し殺しています。

「自分は良いんだけど、旦那が・・子供が・・親が・・」も良く耳にします。
「この子の為には、私よりもっと良い飼い主が・・」という
言い訳も多いです。
飼育を始める前に、この現実を知っていれば飼わなかったと後悔されます。
手放す人のほとんどが、最初の数年は一生懸命飼育に意気込んで
猿を可愛がり、手放す事なんて考えていなかった人たちです。

飼育前に、可愛いイメージだけではない、お猿飼育の「現実」を
少しでも知っていれば防げる事もあるだろうし、
知った上でもう一度検討していただけたらと思います。


基本的にお猿は噛みます。これは当たり前なんです。
お猿飼いアンケートでも、90%以上の人が噛まれています。
噛まない猿は、かなり稀だと思っておいた方が良いですし、
いつまで噛まない子で居られるかは分かりません。


お猿に噛まれたキズ
このページを是非見てください。
私やお猿仲間が実際に噛まれている傷です。




フルーツやドライフードだけで飼育できると思っていませんか?

これらも大切なお猿の餌です。恐いとか気持ち悪いとか言ってられません。


ウィルスの問題も大きいです。

お猿の検査関連
自分だけではなく、周囲の人間、他人にまで被害が及ぶ危険性をどうか分かってください。
長年飼育されてきたペットの猿、アニバス仲間の猿からも
危険なウィルスや細菌が実際に発見されています。
ペット猿からエイズも出ました。

周囲が寝込むと、猿を飼っている人が疑われる場合もあります。
会社に居られなくなった人も居るし、子供が幼稚園に行けなくなった人も居ます。

輸入の規制がされてからも店頭に並ぶ猿達、入手経路は把握していますか?
密輸の子ではありませんか?
検査もしていない猿を、公園など連れ歩く事は絶対にやめてください。
人間に感染するだけではなく、人間のウィルスをうつしてしまう事も少なくありません。


「そんな事わかってる」って思うと思いますが・・お猿はなつくと思っていないでしょうか?
頭のどこかで、アニメやテレビで見た、可愛くあどけないお猿の姿を描いていませんか?
皆、大人になって凶暴になった姿は他人に見せません。
お店や公園でおとなしくしてるからって
家でもおとなしいとは限りません。本当に。

でもあの子達がどんな思いをして日本に来たかを考えたら
人間なんて一番にくい敵かもしれません。
そのお猿がどうして今、日本にいるのか。母猿を銃で撃って落ちた小猿を拾うという
残酷な捕獲方法、密猟、密輸の事も知ってください。
臆病で頭もいいお猿が、捕獲者の肩に飛び乗ってついて行くわけないんです。

明らかに口が裂けて固まった子、ひどい骨折跡のある子、火薬の跡が
火傷として残っている子、歯を折られて来た子などたくさんいました。
輸入された時点でそれほどの大怪我をおう捕獲方法で捕まえられてきています。
また、入国時には大量に死着します。
それも全て、猿をペットにしたいという私達の責任です。

設備、環境を整え、適切な栄養管理をし、検査を受けさせ、
何かの時には迅速に病院に連れて行くという
当たり前のことを、ちゃんとしようとするならば、
お金は想像以上にかかります。
購入時のウン十万なんて、これに比べたら無いようなもんです。


それでも飼育したい方は、横のつながりや皆の意見を大切にしてくださいね。
参加していただけるなら、微力ながら私もお答えできる事はしていきたいと思っています。

そして出来るなら、新しく猿を買う事より、年老いて里子に出された子、衰弱した子を
保護、治療して飼育する事も頭に入れていただけたらなと思います。


ここで矛盾をちょっと・・
私が猿を飼った動機は、ただ可愛かったからです。
猿を飼うなんてちょっと珍しくていいなぁと感じていました。
可哀相だなんて考えもせず、店に売っているんだから、お金を出して買うことの
何がいけないのか、犬や猫を飼うのと何が違うの?と思っていました。

それでもあえて言うと、猿を飼育する事は、変わったことだと思います。
ひどく自分勝手な、愚かな事をしたと思います。普通じゃないです。
ご近所から苦情が来たり、散歩してたら恐がられたり、猿が可哀相だと言われたり、
偏見で見られる事もあるようですが、
どんなに理不尽な事を言われたと感じても、
苦情を言うご近所さんが悪いわけではなく、
騒ぐ猿が悪いわけでもなく、猿を飼った自分自身の問題だと言う事を
認識しないといけないと思います。

そして、野生動物を飼育している事をそれ自体が虐待だと言う方もいます。
今の私は、その意味が痛いほど分かります。
買う人間がいるから売る店がある。捕獲される。
ただ、私のように浅はかな考えで飼育を始めた人ばかりではなく、
傷ついて手放され、行き場の無くなった子を必死で保護して
治療しながら飼育している人たちだって居ます。

アニバスの交流を見ていたら、皆楽しそうで、厳しさを感じないかもしれません。
ただ、ここに顔を出せると言う事は、
出来る限りの努力を惜しまない人達だからだと思います。
無理だと思ったり、愛情が薄れたり、厳しくなってきた人は来ないでしょう。
猿ではなく、犬や猫を飼育していれば、経験しなくて済んだ
様々な苦悩や恐怖、痛みを乗り越え、過ちを認識し、
今以上の飼育を求めて集まってきた人たちです。



「wasa個人的な事」
動物のお世話は「多い」けど、私自身は「大変」とは思わなくなりました。
ひどく噛まれた時も、それで恐くなる事はありませんでした。
お猿のうんちが顔についても笑っていられる奇特な人間になりました。
餌のネズミを手でちぎる事も平気になってしまった。
ふと、ネズミだって同じ動物なのにネズミや虫は殺してよくて
お猿は元気でいて欲しいと思うなんて差別だなとも思います。
お猿を飼育していない友人が遊びに来ると、虫がいっぱいのプラケースを見て
気持ち悪がるし、冷凍庫にネズミが入っているなんて気でも狂ったか?
と言われます。気づかないうちにそれぐらい変人になってしまったのかもしれません。

お猿飼育、私だってはじめは想像と全然違って大変だったし、
やっぱりネズミは気持ち悪かった。
噛まれて肉がえぐれた時はびっくりしました。痛いはもちろん
自分の肉の中なんて初めて見た。その後しばらく何も出来ません。
毎日のように噛まれたり威嚇されて、それでも怯えながら
ケージから出して遊ばせて、掃除して。遊びに行きたくても出かけられなかったし
脱走して、電気や食器を割られ、お猿は怪我してるし部屋は
ぐしゃぐしゃって時もありました。
色んなものに糞尿をかけられて、電化製品はすぐ壊れました。
お猿の鳴き声やケージを揺らす音で辛い思いもありました。
今でもお猿はあまり変わりませんが、私自身が変わったから
そんな事が大変に思わなくなった気がします。でも、毎日やる事多いなぁと
思ったりはします。それを鼻歌歌いながら楽しくやれるようになりました。



ペットのお猿は楽しそうに幸せそうに見えるかもしれない。
でもそれは、猿が本来の自分を押し殺し、必死で耐え、我慢して、
それでも生きるために飼い主に甘えて、順応しようと頑張った結果だと思います。
そうやって自分の肉体と精神を誤魔化すしか、生きる道が無いからです。
完全に誤魔化す事が出来た子は、ある意味幸せなのかもしれません。
だから、猿が少しでも幸せだ、これでいいんだと錯覚できるように、
私達は環境を整え、餌を考え、その手伝いをするのだと思います。
誰より大変なのは、飼い主ではなく、猿自身です。

アニマルバスに猿飼いが楽しく集い、色んな話が出来ればと思いますが、
決して猿飼いが増えて欲しくてやっているHPではありません。
既に猿を飼育している私達は、より良い飼育方法を考えると同時に
自分の過ちを広めない努力も必要だと思います。

賛成、反対、意見は色々あると思いますが、
このHPはそんな思いが集まって出来ています。

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